お疲れ様です。砂漣です。
私はYouTubeで「レミリアのカクテル部屋」というゆっくり実況チャンネルを運営しています。
活動をする上で感じたゆっくり実況のメリット・デメリットを紹介します。
ここではゆっくり音声を使ったゲーム実況、料理、解説などを総じて「ゆっくり実況」とします。
ゆっくり実況の強みは?
動画において「ゆっくり」が発声する音声は、アクエスト社の音声合成ライブラリ「AquesTalk」が元となっており、「ゆっくりボイス」と呼ばれている。
Wikipediaより引用
ゆっくり実況は合成音声を使用しており、撮影した動画に後からセリフを追加できるという特徴があります。
自分の声に自信がない方、喋ることが苦手な方でも簡単に実況動画を作れるのが最大の強みでしょう。
また、喋る速度・声の高さ等を自由に決めることが出来るため、掛け合いや喋りによっては漫才のように面白く動画を作成することが出来ます。
ゆっくり実況のメリット
ゆっくり実況をやる上でのメリットは先ほど説明した通り、「撮影した動画に後から音声を追加できる。」ことです。
また他にもメリットはあります。
- 自分の声に自信がなくても実況動画が作れる
- 掛け合いやボケ・ツッコミで動画を面白く作れる
- 動画編集ソフトに高度な機能がある
- 編集をテンプレート化(パターン化)出来る
- ゆっくりの元ネタである霊夢と魔理沙の認知度が高い
東方projectを知らないけどゆっくりは知っているという人も多いのではないでしょうか。
世間的にもゆっくり解説系チャンネルを見てる方は多いようで、他のYouTuberと違いフラットな気持ちで動画を視聴できるようです。
自分の声に自信がなくても実況動画が作れる
ゆっくり実況をやる上で一番のメリットはこれだと思います。
実際私も自分の声に自信がないのでゆっくり実況をやっています。
例えばゲーム実況をしてみたいが、ゲームに集中すると黙ってしまうような方にもおすすめです。
後から音声を加えれるのは大きいですよね。
掛け合いやボケ・ツッコミで動画を面白く作れる
動きの多いFPSゲーム等は声無しでも楽しめますが、動きが単調になりがちなシミュレーションゲーム、RPG、料理等は見ていて飽きてしまうことが多いです。
そんな時にゆっくりの音声を使い、キャラ同士の掛け合いをして動画を面白く盛り上げることが出来ます。
撮影時は特に笑えないようなポイントが、ゆっくり音声を付け加えたことによって面白くなったという事例はいくつも見てきました。
動画編集ソフトに高度な機能がある
簡単にゆっくり動画を作れるフリーソフト「ゆっくりMovieMaker4」(以下:YMM4)は、ゆっくり実況に必須な音声追加機能に加え、キャラクター立ち絵の表示、図形やテキストの配置、色調補正や各種フィルターまで幅広い機能があります。
もう一度言います。
フリーソフトです。
同じフリーソフトで高度な動画編集ができる「AviUtl」がありますが、YMM4はAviUtlを参考に開発されており、AviUtlと遜色ない高度な編集ができます。
さすがに中間点制御等の機能はありませんが、普通に実況動画を作ろうとすれば十分すぎる機能です。
何ならゆっくり実況じゃない動画を作る時にもYMM4は重宝します。
編集をテンプレート化(パターン化)出来る
ゆっくり実況動画を何個か作っていると、結構パターン化してきます。
「このシーンではこのようにキャラクターを動かして、このシーンではこのように喋らせる。」
その度にいちいちキャラクターを配置して、セリフを作ってやっていると、かなりの時間がかかりますよね。
YMM4にはこのような編集をテンプレートに保存しておく機能があります。
保存しておいたテンプレートはすぐに呼び出すことができるので、編集の時短になります。
ゆっくりの元ネタである霊夢と魔理沙の認知度が高い
上記でも述べましたが、東方projectを知らないけどゆっくりは知っているという人は多いでしょう。
「霊夢と魔理沙は為になる話を解説してくれる人。」
と認識している方もいるようです。
それだけゆっくり実況の認知度は高いようですね。
ゆっくり実況のデメリット
ゆっくり実況をやる上で視聴者・動画投稿者それぞれにデメリットもあります。
- 機械音声が苦手な人は観ない
- 競合が多いので伸ばすのが難しい
- 編集に時間がかかる
- 東方を知らない人は掛け合いが難しく感じる
ゆっくり実況は生声の動画と違い、視聴者を選ぶ動画となります。
ゆっくり実況を観ている視聴者の分母も普通の動画より少ないので、その分伸びにくいという特徴があります。
機械音声が苦手な人は観ない
これは完全に好みの話ですが、機械音声が苦手な人は一定数います。
でも生声より機械音声が好きな人もいるので、ここはあまり気にしなくていいポイントかも知れません。
私は解説系やゲーム実況の動画はゆっくり音声の方が好きだったりします。
自分が生声とゆっくりのどちらが好きかで選ぶと良いでしょう。
競合が多いので伸ばすのが難しい
最近ゲーム実況だけではなく、料理や解説、5chのスレッドまとめ等もゆっくり音声を使った動画が増えています。
そのためよほどの専門性や自身の強みがなければ伸ばすことは難しいでしょう。
ですが伸びているチャンネルにはいくつか特徴があるようです。
- 立ち絵を自作している(または絵師に頼んで描いてもらっている)
- 動画編集が好きで、細かいキャラクターの動きや動画自体の動かし方が上手い
- 映像の見せ方が上手い
- 「自分はキャラクターが可愛い動画を作る!」「ネタ全開の面白い動画を作る!」等チャンネルの方向性がはっきりしている
上記は一部ですが、私が他のチャンネルを見ていて気付いた点です。
もし今から動画投稿を始めたい方がいれば参考にしてみて下さい。
編集に時間がかかる
ゆっくり実況を作る一番のデメリットはここでしょう。
生声の動画は最悪字幕無しでカット編集のみでもそれっぽく作れます。
しかしゆっくり実況の場合は機械音声なので、字幕無しだと声を認識しづらいです。
YMM4は音声を生成すると同時に字幕表示ができるとは言え、立ち絵の表示や音程の修正など、普通の動画を作るよりも工程が多くなってしまいます。
ここが面倒だと感じる人はゆっくり実況に向いてないかも知れません。
東方を知らない人は掛け合いが難しく感じる
ゆっくり音声はAquesTalkが元と言っても、世間一般にはゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙。
つまり東方projectのキャラクターの一コンテンツとして知られています。
そのため、キャラクターについてある程度知っていないとボケ・ツッコミなどの掛け合いの時に難しく感じるでしょう。
霊夢や魔理沙だけではなく他のキャラクターも使いたい、という方はある程度東方projectや、そのキャラクターについて調べてから動画制作をすることをおすすめします。
まとめ
- 自分の声に自信がない
- 東方projectが好き
- 動画編集が好き
- キャラクターの掛け合いを作るのが得意
ゆっくり実況は、トークが苦手な人でも気軽に動画を作れるツールです。
動画投稿をやってみたい、ゆっくり実況に興味がある方は是非一度触ってみることをおすすめします。
合わないと感じたら生声に切り替えるのも良いでしょう。
この記事が少しでも役に立てれば幸いです。
動画作成にあまり時間をかけたくないという人は外注してしまうのも一つの手です。
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